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旦那さまの赴任について 2008年1月からハノイに移住しました  同年11月28日に女のコを出産しました ベトナムでの生活を中心に書いていこうと思います
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六本木の国立新美術館で開催されている、
フェルメール「牛乳を注ぐ女」とオランダ風俗画展に行ってきました

国立新美術館を訪れるのは今回で三回目
「異邦人たちのパリ」と「大回顧展モネ」で行きましたが
建築がとても素敵です
あの黒川紀章さんの設計です


カフェとかいくつかあるけど
いつも混んでいるので入ったことがありません


さて、展覧会の内容ですが…
正直、「牛乳を注ぐ女」以外は観るほどのものがありません

でもだからって行く価値がないわけじゃありません
せっかくなので風俗画って?と少しお勉強しませんか

簡単にいうと、
風俗画=人々の日常生活を描いた絵画
教訓や風刺が込められている絵が多いとされています


ヤン・ステーン
「オウムに餌をやる女、バックギャモンをする二人の男と他の人物たち」

日常の何気ない生活を書いたかのように見えるこの絵も色んな意味が込められています
答えはこちら


意味が分からなければ、この頃のオランダ絵画って全部同じに見えるし、
みんな似たりよったり

フェルメールも題材はみんなと同じ風俗画家です
彼は作品が少なく、「牛乳を注ぐ女」も何度も色んなところを描き直しています

ピンホールカメラを使用して正確な遠近法で描いたり、
当時は金よりも高価だったラピスラズリを材料にした青い絵の具、
「ウルトラマリンブルー」を普通の画家はキリストやマリア様のマントにしか使用しなかったのに、
使用人の服や下地に使うという太っ腹ぶり

こういう事から考えるとフェルメールは一つの作品にかなりの時間をかけて
こだわって描いていたと思われます。
だから心を打つのかわかりませんが、
他の風俗画家たちより目を引く作品を残しているのは確かです

牛乳を注ぐ女
フェルメール 「牛乳を注ぐ女」

今回の目玉作品はこの一点のみ
この鮮やかな青は「フェルメール・ブルー」とも呼ばれる


真珠の耳飾りの少女
フェルメールならやっぱり「真珠の耳飾りの少女」
残念ながら今回はきてません
いつかこの目で観たい


「真珠の耳飾りの少女」は映画化もされましたね
劇中にラピスラズリを削るシーンや光や構図にこだわっている場面もあり、
フェルメールの世界観がうまく表現されているいい映画だと思います

物語は全くの空想だそうですが、
この少女のなんとも言えない表情が観る者に想像力を与えるのかもしれませんね

ところで新しいロマンスカーができるのご存知ですか?
突然なんだと思わないでください
わたし鉄子じゃありません

何が気になったって、車体の色です
「フェルメール・ブルー」だと言うじゃありませんか
さっそく小田急電鉄のホームページを見にいってみました

ロマンスカーMSE
……ん?
わたしの想像とはちょっと違ったみたいです
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迷い猫
性別:
女性
自己紹介:
ベトナムのハノイに住んでいた記録です。
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